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アンバーマリブのよもやま話~7~

皆さんこんにちは!

アンバーマリブ株式会社の更新担当中西です。

 

さて今回は

~鉄骨を“ひとつ”にする~

 

鉄骨工事に欠かせない工程、それが「溶接」。
数百度の熱で鉄を溶かし、一体化させる。
その火花の中には、強度・精度・信頼が詰まっています。


⚡1. 溶接の基本

鉄骨溶接は大きく分けて3種類。
・被覆アーク溶接(手溶接)
・半自動溶接(CO₂溶接)
・サブマージアーク溶接(大型構造用)

構造物によって溶接方法を使い分けます。
小型建物では手溶接、大型構造物では自動溶接を採用することが一般的です。


🔍2. “溶け込み”が命

溶接の品質は、見た目では判断できません。
外観が美しくても、中が浅い(溶け込み不十分)と、荷重に耐えられない。
そのため、超音波探傷検査(UT)や放射線検査(RT)で内部を確認します。

職人は、アークの音・色・スラグの流れで「良し悪し」を判断する。
この“感覚”が、機械では再現できない職人技です。


🧱3. 現場溶接の難しさ

現場での溶接は、風・気温・湿度・姿勢などの影響を受けやすい。
溶接棒が湿気を吸うと気泡が入り、強度が落ちる。
だからこそ、鉄骨工事では「溶接管理者」が常に品質を監督します。

仮付け溶接のまま放置せず、必ず本溶接→検査→補修→記録の流れを守ることが重要。


🧑‍🏭4. 技能継承の大切さ

熟練溶接工の“火花の音”は、美しいリズムを刻みます。
一定のテンポでアークを動かし、溶け込みを均一に保つ。
若手はその音と光を見て覚える。
この「感覚の継承」こそ、鉄骨業界の財産です。


🏁5. まとめ

鉄骨溶接は、見えない部分に信頼を積み上げる仕事。
火花の下には、職人の集中と誇りが宿っています。
一つのビードが建物の命をつなぐ──それが溶接の世界です。