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アンバーマリブのよもやま話~6~

皆さんこんにちは!

アンバーマリブ株式会社の更新担当中西です。

 

さて今回は

~鉄骨建方における“ゼロ災害”~

 

鉄骨建方現場の最前線。
クレーンの吊り上げ、高所でのボルト締め、強風時の仮止め作業――
そこには常に「リスク」と「責任」が隣り合わせにあります。

今回は、鉄骨工事の安全対策と現場でのリアルな工夫を紹介します。


🧗‍♂️1. 高所作業の安全意識

鉄骨の建方作業は、10m〜50mの高所が当たり前。
その中で体一つで鉄骨の上を歩き、ボルトを締める作業員の集中力は尋常ではありません。

墜落防止の基本は、以下の3つ。
・安全帯(フルハーネス)を必ず装着
・親綱・ライフラインを二重確保
・“一時的な足場”でも必ず確認

「一瞬の油断」が命取り。
だからこそ、現場では朝礼・KYミーティングを徹底し、
全員が“今日のリスク”を共有してから動き出します。


🚧2. 鉄骨建方の危険ポイント

危険の多い工程は、主に次の3つです。

① クレーン吊り荷の下
→ 荷振れや接触事故の防止には「立ち入り禁止エリア」の設定が必須。

② ボルト仮止め時のバランス崩れ
→ 本締め前は構造体が不安定。二人一組で作業し、声を掛け合う。

③ 強風・雨天時の建方
→ 鉄骨は風を受けやすく、感電や滑落のリスクも高まる。

安全のために“作業を止める判断”をする勇気も、現場リーダーの重要な役割です。


🧤3. 道具・装備の整備

鉄骨工事では、道具のメンテナンスも安全の一部
・トルクレンチの校正
・ワイヤーの摩耗チェック
・ボルト・ナットの規格統一

また、溶接・切断機器は電源管理と漏電点検を日常化すること。
「昨日まで使えた」ではなく、「今日も安全に使える」ことの確認が大切です。


💬4. 現場の“声かけ文化”

安全文化の根幹は、声をかけ合える職場づくりにあります。
「ちょっと危ないよ」
「今、入るよ!」
「工具落とした!」

小さな声かけが命を守る。
それを全員が意識していれば、現場の緊張感はほどよく保たれ、事故は確実に減ります。


🧠5. まとめ

鉄骨工事の安全は、“装備”ではなく“意識”で守るもの。
誰か一人が安全を怠れば、全員が危険にさらされます。

「自分と仲間の命を守る」──それが、鉄骨職人としての誇りです。